2014年4月9日水曜日

スノーホワイト



ここ10年くらいのファンタジー系アクション映画をなんとなく観てなんとなく作ったかのようなダークファンタジー。どの辺がダークファンタジーなのかよく分からなかったんですけどもしかして虫描写とかを頑張ってるところですかね。
過程も過程でしたが考えうる限り一番つまらないんじゃないかというオチだった気がします。
アクションも最初の闇の軍勢VS王様がすごくしょぼくて悲しくなったんですが最後の方は慣れたのかそこまで気にならなかったです。
女王様周りの話は微妙に面白かったのにその辺が丸投げで終わったのでやっぱり駄目でした。
三部作予定とかで闇のなんとかとか黒い森とかは今後第二部第三部で明かされる謎なのかもしれませんが果たして作られる日が来るんでしょうか。なんか結構売れたらしいし作るのかな……
あとなんか宗教観がよくわからなかったんですけどお祈りシーンとかドワーフ死ぬシーンとか一体何の意図で入れたんだろう。

スポンサーに「なんか○○とか××みたいな映画作れよ」って言われてこれをお出ししたなら超有能な監督である可能性があるので初監督でこんなお金かかってそうな映画を撮れるのも納得できるような気がします。

スノーホワイトちゃんは『トワイライト』シリーズの主人公ちゃん。そっちは未見なんですが向こうの少女に人気のある恋愛ものの主人公ということで乙女ゲームの主人公みたいなものなのかなーと思っていて、この作品もメインはそういうのが好きな少女層で視聴者に感情移入してもらおうという配役なのかなあとか思たんですがだいぶ感情移入が難しそうなキャラでした。女王様は過去にいろいろあったんだなーというのを最初三十分で散々やるのに白雪ちゃんはプロローグから本編開始までぼんやり監禁されてたところがなんか駄目だと思う。わざとなんだろうか。
蘇生後にいきなり演説スキルが上昇して「虐げられて生きるのならわたしは今日死んでも構わない!」とか言ってたけどそれもわりと10年くらいぼんやり監禁されてた人が言うことかっていうと……

ウィリアムの父親が『トロイ』のエウドロスさん(ミュルミドンの中ではたぶん一番喋る人)だったり小人勢に黒髭とかベオウルフさんとか混じってたのは微妙に楽しかったです。


闇の軍勢とか癒しの力を持った宿命のお姫様とかちょいちょい小学生が考えたみたいなお話になるのが引っかかったんですが主人公たちの年齢を小学生くらいにしたらその辺あんまり気にならない気がするし基の白雪姫にも近づくし、王妃様のほうも不老の魔法にかかったの小さい頃だったし、いっそのこと
ロリ雪ちゃんvsロリババア女王様
みたいな映画だったらたぶん名作になったと思うので今度似たようなもの作るときはそれでお願いします。